厚生労働省は2024年度の診療報酬改定で、プライマリケアの機能を担う地域の「かかりつけ医」の計画的な管理を評価する特定疾患療養管理料について対象疾患から糖尿病や脂質異常症、高血圧を除外する。処方料や処方箋料の特定疾患処方管理加算についても同様の対応を行う。【松村秀士】
24年度の政府予算を巡る閣僚折衝で合意した診療報酬本体のプラス0.88%のうち、マイナス0.25%分の「効率化・適正化」を図るためで、26日の中央社会保険医療協議会・総会でこうした見直し案を示した。
24年度の診療報酬改定に向けた中医協の分科会では、「特定疾患療養管理料について対象疾患が分かりにくく、見直しが必要だ」といった指摘があった。こうした意見も踏まえ、厚労省は生活習慣病の糖尿病や脂質異常症、高血圧を同加算の対象疾患から外す。
24年度改定では、現行の生活習慣病管理料を
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