2023年に介護事業者の休廃業や解散が510件あり、調査を開始した10年以降、過去最多を更新したとする調査結果を東京商工リサーチ(TSR)が公表した。倒産は122件で過去2番目に多かった。TSRでは人手不足や競合、物価高などが重なり、介護事業者は淘汰の嵐にさらされていると指摘。また、高齢化社会の本格的な到来を前に、「介護業界はひと足早く冬の時代が訪れている」としている。【松村秀士】
23年の介護事業者の休廃業や解散は前年よりも15件増え、初めて500件を超えた。「人手不足などで経営が悪化し、倒産する前に早めに事業継続を断念した介護事業者が多い」とTSRはみている。
■倒産の原因、「販売(売上)不振」が75%
(残り351字 / 全656字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】