福祉医療機構の「病院の経営分析参考指標」(概要)によると、一般病床50%超の「一般病院」の医業利益率は2022年度に前年度から1.4ポイント下がり、マイナス1.1%だった。【兼松昭夫】
本業以外の収支を含む経常利益率は1.4ポイントダウンし、プラス3.7%だった。経常収支ベースでの赤字病院の割合は32.5%で、2.4 ポイント上昇した。
医業利益率は、本業の医療活動でどれだけ利益を確保できたかの指標。福祉医療機構では22年度は1,347病院分、21年度は1,281病院分の決算データを集計した。
22年度には1床当たり医業収益が13.7万円、1床当たり医業費用が43.8万円共に増え、増収減益だった。医業費用では、入院患者1人・1日当たり給食材料費が委託費込みで32円の増。
入院では、1日患者数が3.1人減ったものの、
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