日本病院会など3団体は28日、全国の751病院の72.8%が本業の医業収支ベースで2022年度に赤字だったとする調査結果をまとめた。赤字病院の割合は前年度の65.8%から7.0ポイント上昇した。日病の相澤孝夫会長はこの日、厚生労働省内で記者会見し、「収入よりも費用の伸びの方が大きく、赤字幅が拡大していく」と述べた。【兼松昭夫】
相澤氏はその上で、新型コロナウイルス関連の補助金や診療報酬のコロナ特例がなくなる24年度以降に病院経営が一層悪化する可能性を指摘した。
日病では、病院が入院医療の提供を継続するには入院基本料を最低でも4%引き上げる必要があるとしていて、24年度に向けて診療報酬のプラス改定を政府に改めて要請する。
調査は、
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