病院や診療所による「かかりつけ医機能」の発揮を促す仕組み作りを議論する厚生労働省の分科会が15日、初会合を開いた。新たな報告制度が施行される2025年度に向けて、医療機関が都道府県に報告する「かかりつけ医機能」の内容や、報告制度の対象にする医療機関の範囲などを具体化する。【兼松昭夫】
この日に初会合を開いたのは、「かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会」。
「かかりつけ医機能」報告制度の枠組みや医療機能情報提供制度の見直しを話し合う省内の検討会の下に設置された。
厚労省は、報告制度の骨格を24年夏ごろ固めることにしていて、分科会では、構成員のプレゼンや有識者へのヒアリングを年明けにかけて行い、「かかりつけ医機能」の実態をまず把握する。
その後は、どのような「かかりつけ医機能」が必要かなど論点を議論し、制度の枠組みを詰める。分科会の議論の内容は検討会や社会保障審議会の医療部会に報告し、7月か8月ごろ取りまとめる。
新たな報告制度の創設は、
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