中央社会保険医療協議会の総会が3日開かれ、厚生労働省は、現行の健康保険証の発行が12月2日に終了し、原則廃止されることを踏まえて「医療情報取得加算」の見直しの検討を論点に挙げた。【兼松昭夫】
中医協が2月に取りまとめた2024年度改定の答申書の附帯意見で、マイナ保険証への一本化に合わせて医療情報取得加算の見直しを年度の早期に検討するとされたのを受けた対応で、鳥潟美夏子委員(協会けんぽ理事)が「12月に健康保険証の発行が終了したら(この加算は)一定の役割を終える」と述べるなど、支払側はそろって廃止の検討を求めた。
一方、診療側の長島公之委員(日本医師会常任理事)は
(残り652字 / 全934字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】