医療機関での電子処方箋導入が進んでいないとして、4月28日に開かれた厚生労働省の有識者協議会では、全額補助を国が負担すべきとの声が相次いだ。【ライター 設楽幸雄】
厚労省によると、電子処方箋を導入した医療機関は合計3,352施設(4月23日時点)で、9割以上が薬局だ。厚労省が昨年5月に設定した電子処方箋導入の数値目標では、2023年3月末時点で、オンライン資格確認システムを導入した施設の7割程度としていた。オンライン資格確認システムの導入は同23日時点で21万1,556施設、義務化対象施設の99.0%に達している。その7割程度とすると、現状では目標値の2.3%にとどまる。
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