厚生労働省は、電子カルテシステムをまだ導入していない医療機関に対して既存の「医療情報化支援基金」を活用した財政支援を行う準備を進めている。特に普及率が5割に満たない中小規模の病院や診療所での導入を促す狙いがある。【松村秀士】
電子カルテについては、病床規模の大きな病院で普及している一方、中小規模の病院などでは導入が進んでいない。2020年時点での一般病院の病床規模別の普及率は、400床以上が91.2%、「200-399床」は74.8%、200床未満は48.8%。一般診療所では49.9%という状況だ。
26日の中央社会保険医療協議会・総会では、電子カルテ情報の標準化もテーマとなり、
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