特許期間中の新薬の薬価を維持できる仕組みなど、厚生労働省が提示した論点について議論した9日の有識者検討会で、現行制度で薬価を維持する仕組みとなっている新薬創出等加算の見直しとして、企業要件を撤廃すべきとの意見が大勢となった。特許期間中の新薬全ての薬価を維持すべきとの意見もあった。希少疾病薬などの新たな薬価算定方式を含め、厚労省が提示した各論点の方向性が基本的に支持された。【ライター　設楽幸雄】

　「特許期間中の新薬の価格が定期的に下がる仕組みとなっているのはおかしい」というのが、検討会全体としてほぼ一致した受け止めとなった。

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