厚生労働省は24日、「紹介受診重点医療機関」の基準をクリアする地域医療支援病院などについて、地域の協議の場での話し合いを踏まえて原則としてその医療機関であることも標榜することとする一方、基準を満たさない場合は地域で担っている機能を協議の場で確認する方向性を有識者検討会に示した。【松村秀士】
地域医療支援病院は、「かかりつけ医」らへの支援を通じて地域医療の確保を図る病院で、9月1日時点で計685施設が承認を受けている。主な機能は、紹介患者に対する医療の提供(患者の逆紹介も含む)や医療機器の共同利用の実施、救急医療の提供、地域の医療従事者への研修の実施など。
また、その承認要件は、▽患者の紹介率が80%以上▽紹介率が65%以上、かつ逆紹介率が40%以上▽紹介率が50%以上、かつ逆紹介率が70%以上-のいずれかを満たしていることに加え、救急医療を提供する能力があったり、地域の医療従事者への研修を実施していたりすることなども要件。
地域医療支援病院には、
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