厚生労働省は、医薬品・医療機器等安全性情報(No.388)を公表した。添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、腫瘍用薬「アテゾリズマブ(遺伝子組換え)」(販売名=テセントリク点滴静注840mg、同1,200mg)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している。【新井哉】
同剤を巡っては、11月に医薬品の使用上の注意の改訂を指示し、「重大な副作用」の項に「硬化性胆管炎」を追記。2018年4月から21年3月までの副作用報告で、因果関係が否定できない症例が4例(死亡例はなし)あった。過去1年間の推定使用患者数は、約1万549人となっている。
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