厚生労働省の有識者検討会は、がんのゲノム医療をけん引し、高度な機能を持つ「中核拠点病院」などの整備に関する指針の改定の時期を、当初予定の2021年度から22年度に変更することを決めた。この見直しに合わせ、中核拠点病院とがんゲノム医療の「拠点病院」の指定期間を1年延長した上で、改定した指針に基づき23年4月に新たな指定を行うことでも合意した。【松村秀士】
厚労省はこれまで、整備指針を21年度中に見直し、これに沿った要件で22年4月に新規の指定を行う予定だった。ただ、がんのゲノム医療については、提供に必要な体制に大きな変化がないほか、医療機関に求められる全ゲノム解析に関する機能や役割の議論が進められている。
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