厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、心筋炎・心膜炎、真菌感染症に関する説明などを追記した新型コロナウイルス感染症診療の手引き第5.2版に関する事務連絡(7月30日付)を、都道府県、保健所設置市、特別区に出した。7月5日に事務連絡した第5.1版を改訂したもので、関係各所へ周知するよう求めている。【新井哉】
第5.2版では、合併症の項目に、「若年者の男性を中心に,特に2回目のmRNAワクチン接種後にも心筋炎・心膜炎の報告を稀に認める(2021年7月21日までの国内の報告頻度は100万接種に1件未満)」と追記。長期的な予後は調査中だが、自然感染と比較して、頻度は低く予後も良好であることを取り上げ、「各国において予防接種による有益性はリスクを上回ると評価されている」と説明している。
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