【株式会社メディチュア 代表取締役 渡辺優】
■在院日数の短縮が続く誤嚥性肺炎
DPC対象病院における誤嚥性肺炎の平均在院日数は、25日台後半から23日台前半まで、5年間で2日以上短くなっている=グラフ1=。
グラフ1 040081 誤嚥性肺炎の平均在院日数推移
厚生労働省 DPC公開データ(2012―17年度実績)を基に作成
このような在院日数の短縮化の傾向は、誤嚥性肺炎に限らず、多くの疾患で見られる共通の変化である。
誤嚥性肺炎における在院日数短縮の背景には、退院先の変化がある。誤嚥性肺炎の特徴として、自宅退院の割合が4割弱(DPC対象病院)と低く、死亡退院患者を除くと、半数以上は転院か、施設に退院している。
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次回配信は3月20日5:00の予定です
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