医師不足などが指摘されている外科・産婦人科領域の専攻医の採用数について、二次登録で大幅な積み増しが図られたことが分かった。ただ、これらの領域の採用数は上限が設けられていないため、東京都内などの都市部の基幹施設を希望する医師が、当初考えていた領域を変更した可能性もある。今後、医師不足解消の兆しが見える外科などの領域については、専門医の資格取得後、国による都道府県間の調整によって偏在を解消する必要が出てきそうだ。【新井哉】
■二次登録の確定値、2月上旬めどに公表へ
日本専門医機構は19日の記者会見で、専攻医の二次登録の状況について、一部の領域の「速報値」を明らかにした。それによると、外科は一次登録の採用数と比べて40人増の807人、産婦人科は32人増の442人となった。
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