厚生労働省は医療計画の作成指針を見直し、療養病床の基準病床数の具体的な算出方法を示した。来年4月からの次期計画で活用される。新しい算定式では、地域医療構想に基づく病床機能の分化・連携で慢性期患者の入院が減る影響を織り込み、過剰な病床新設を防ぐ。ただ、療養病床から介護医療院への転換が進んでも、療養病床の新設が必要以上に制限されないように調整する。【佐藤貴彦】
算定式は図の通り。同省は今年3月末にも指針を見直しており、その際に基準病床数の算定式などを示していた。ただ、「介護施設、在宅医療等で対応可能な数」(当時は「在宅医療等で対応可能な数」)の具体的な内容は改めて示すことにしていた。
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