中央社会保険医療協議会(中医協)の「入院医療等の調査・評価分科会」は21日、一般病棟入院基本料の評価の見直しに向けた議論を開始した。来年春の診療報酬改定に向け、厚生労働省側は、「患者の状態」と「病棟(病院)の診療機能」に基づく評価を組み合わせることを重要視しており、同分科会では今後、現行の指標に限らず、これら2つの視点に沿った評価の在り方を検討する方針だ。【敦賀陽平】
現行の7対1入院基本料では、▽重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)▽平均在院日数▽在宅復帰率―の3つの評価指標がある。
例えば、看護必要度に関しては、重症患者の割合が「25%以上」とする基準が設けられ、評価期間は、患者の状態による「患者単位」では毎日、診療機能に着目した「病棟単位」では直近1カ月となっている=表=。
(残り827字 / 全1173字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】