各都道府県で議論が進められる地域医療構想だが、2015年度中に既に策定した12府県に加え、16年度に入り、東京、山梨、岐阜、福井、和歌山、山口、大分の7都県(8月29日時点)が策定を終えている。
地域で急性期を担う主要な病院を例示したり、独自に「地域密着型協力病院」制度を創設し、急性期から在宅へのつなぎ役を担う病院を募ろうとする県もある。【大戸豊】
■岐阜県、急性期担う主要病院を例示
岐阜の構想では、各構想区域で急性期を担っていくと考えられる病院名を示している=表=。現時点で他では見られない試みだ。
高度急性期を担う大学病院などをはじめ、脳卒中や周産期といった特定の分野を得意とする病院、地理的要因からその地域の急性期医療を担ってきた病院の名前が挙がっている。
表 岐阜県地域医療構想における「医療提供体制見直しの方向性」
岐阜県地域医療構想(概要版)より一部抜粋
(残り1587字 / 全1995字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】