全国老人保健施設協会は18日、2023年度の下半期にインフルエンザのクラスター(感染集団)が発生したのは959施設のうち9.2%だったとする調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染症の流行が拡大した20年以降、インフルエンザの発症は著しく少ない状態が続いていたが、23年10月から入所者と通所者で発症が顕著な増加傾向にあるという。【渕本稔】
全老健では、インフルエンザの発生状況を把握するため1996年度から調査を実施している。2020年10月からは、新型コロナの流行を踏まえて調査内容を見直し、インフルエンザ、新型コロナ、ノロウイルス感染症の感染状況を半期ごとに把握している。
23年度下半期(23年10月-24年3月)に959施設でインフルエンザを発症したのは、
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