【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】
■自由な配置が医療需要を生んでいる可能性も
7月15日の「第3回医療計画の見直し等に関する検討会」では、「医療機器の配置及び安全管理の状況等」に関する資料が提示され、活発な議論が行われたようだ。CBnewsでも「CT・MRIの配置めぐる議論が活発化-医療計画見直しで“計画配置”も?」という記事を配信しており、検討会の模様や、病院団体のスタンスにも触れていた。
グラフ1 CT・MRIの人口当たり患者数と機器台数の都道府県分布状況
厚生労働省「第3回医療計画の見直し等に関する検討会」資料(2016年7月15日)
なお、検討会資料では、グラフ1の前にOECD(経済協力開発機構)の平均値ならびに各国の人口当たりCT・MRI台数の比較結果を示している=グラフ2=。いずれの機器も日本が突出して多いことから、問題意識を持たせようとしている意図が見て取れる。
グラフ2 人口100万人当たりのCT・MRI台数の国際比較
厚生労働省「第3回医療計画の見直し等に関する検討会」資料(2016年7月15日)
次回配信は8月24日5:00を予定しています
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