【総合病院土浦協同病院情報システム管理室責任者 DPC評価委員会委員長船越尚哉】
■新病院の概要
当院は2015年12月に現在の土浦市真鍋新町から、東に5キロほど離れた市内おおつ野に新築移転する。病床数は現在の900床から800床にダウンサイジングする。免震構造10階建てで、このうち病棟は3階と5~9階になる。現在1階部分の工事が進行している。
=表1=に新病院の基本コンセプトを示す。二次医療圏よりも広い圏域において医療機能を担い、地域中核拠点病院として、24時間365日の救急医療、がん医療、周産期医療、および他の専門領域における高次診療機能の提供を掲げている。これらは、現病院から継続するコンセプトである。
1.患者さんが癒される快適な療養環境を提供し、職員がやりがいをもって積極的、効率的に業務に専念できる病院
2.医療・保健・福祉の一体化を図り、地域に密着し開かれた総合医療センターとして地域の安心と健康を創出する病院
3.質の高い医療、高度で先進的な医療を提供する中で、教育・研修施設を整備して多くの医療人を養成し、国際医療貢献ができるマグネットホスピタル
4.卓越した医療内容、優れた職員・施設、快適な自然環境を備えた、日本を代表する病院 【関連記事】
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※2013年度のデータが、9月5日の厚生労働省の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で示されたため、データを更新しました
7対1と10対1混在で最適な急性期病床を-地域中核病院が考える地域包括ケア③
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