【株式会社MMオフィス代表取締役 工藤高】
■救急医療係数は医療資源投入の「損失補てん」の役割
さまざまな病院で話をしていると、DPCの機能評価係数Ⅱの一つである「救急医療係数」を上げるにはどうしたらよいかと聞かれることが多々ある。「救急をしっかりと受けること」がその答えなのだが、現場からは、「なぜうちの方が低い。隣だって救急患者は大差ないはずだ」「去年より救急車をたくさん受け入れているのに係数が減った」といった疑問が出てくる。これらに少しでも答えられないか考えながら、救急医療管理加算(1が800点、2が400点)の算定基準についても可視化してみたい。
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