DPC評価分科会(分科会長=小山信彌・東邦大医学部教授)は25日、2014年度に予定されている次の診療報酬改定に向けたDPC制度関連の検討課題と、今後の検討スケジュールを固めた。厚生労働省が、病院群の設定(要件の設定を含む)や機能評価係数2の在り方などの検討を12年度内に終了させることを提案し、了承された。
松田晋哉委員(産業医科大教授)は、診断群分類の見直しについて、「精神科病院全体に広げるのは難しい」と前置きした上で、総合病院の精神科に対応できるようにする必要性を指摘。また、藤森研司委員(北大病院地域医療指導医支援センター長)は、各病院が提供する医療の内容と量を、患者や病棟ごとに把握し、評価に反映させるべきだと訴えた。
■病院群の入れ替えは2年ごとに
同省はこの日の分科会で、DPC病院3群から2群への入れ替えについて、2年ごとの診療報酬改定で実施すると説明した。ただ、各病院の機能評価係数2の値については、これまで通り毎年見直す。
河野陽一委員(千葉大大学院教授)は、「次の見直しで病院群が大きく変わると、(DPC対象病院は)努力目標を読めなくなる」などと述べ、次の改定での大幅な見直しに慎重な見方を示した。
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