中央社会保険医療協議会(中医協、会長=森田朗・東大大学院教授)は13日に総会を開き、2012年度診療報酬改定に向けた議論の中間整理案を厚生労働省が示した。同省では、18日にも中間整理をまとめてパブリックコメントを実施し、具体的な診療報酬点数の配分をめぐる審議に入る方針だ。
追記されたのは、▽ドクターカーなどでの救急搬送中の診療を評価する「救急搬送診療料」への、30分以上診療を行った場合の評価の新設▽介護老人福祉施設(特養)の配置医師と外部の医師が連携し、特養で看取りを行った場合の評価▽一般診療所との連携により生じた緊急時の訪問介護の評価―など。 診療側の委員が求めていた診療所の再診料の引き上げや、看護職員の月平均夜勤72時間以内の要件(72時間ルール)の見直しは盛り込まれておらず、この日の総会で診療側は、これらについても検討するよう強く求めた。
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