中央社会保険医療協議会(中医協、会長=森田朗・東大大学院法学政治学研究科教授)は6月22日の総会で、医療機器計76件を新たに保険適用することを了承した。医科53件、歯科23件で、いずれも1日付で既に保険収載されている。
医科53件の内訳は、区分A2(特定包括)が29件で、「DIBカテーテル」(三矢メディカル)、「エレクトロアキュスコープキャリー」(サンメディカル)など。区分B(個別評価)は23件で、「JMS CAPD接続チューブ」(ジェイ・エム・エス)、「人工膝関節(PSM)」(ナカシマメディカル)など。区分C1(新機能)は1件で、「コンサルタCRT-P」(日本メドトロニック)。
歯科23件の内訳は、区分A2が4件で、「パノラマX線装置 NPX8800シリーズ」(朝日レントゲン工業)、「ルートZX mini U」(モリタ製作所)など。区分Bは19件で、「ダン・コバルト中硬質」(日本歯科金属)、「チタトロンクラスプワイヤー」(ルビー)など。
また、10日の先進医療専門家会議で第2項先進医療に承認された2技術、第3項先進医療(高度医療)に承認された1技術について厚生労働省から報告を受け、いずれも了承した。
了承された第2項先進医療は、「急性リンパ性白血病細胞の免疫遺伝子再構成を利用した定量的PCR法による骨髄微小残存病変(MRD)量の測定」と「脊椎感染症に対する最小侵襲椎体椎間板掻爬洗浄術」。高度医療は、「局所浸潤性膀胱がん症例に対する血液透析併用バルーン塞栓動脈内抗がん剤投与法(BOAI)、および、放射線療法による集学的膀胱がん治療」。
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