政府は2日、認知症施策推進基本計画の案を公表した。7月10日-8月8日に受け付けた基本計画の素案に対する意見募集(パブリックコメント)や、認知症施策推進関係者会議の追加意見などを踏まえており、計画の推進に当たり認知症の人とその家族らの参画を強調する内容を新たに盛り込んだ。【渕本稔】
認知症施策を推進する際は、国が定める基本計画に基づき、各自治体が地域の実情に即した都道府県計画や市町村計画の策定に努めることとしている。
施策の立案や実施、評価に当たっては、都道府県や市町村の職員が認知症カフェに参加するなど、さまざまな機会に認知症の人や家族らと出会い、認知症に関する知識や認知症の人への実感的な理解を深めることが重要だとした。
その上で、認知症施策の推進役として各市町村に配置されている認知症地域支援推進員らが中心となり、
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