厚生労働省は、マイナ保険証の7月の利用率が11.13%だったことを公表した。前月の9.90%から1.23ポイント上昇したが、現行の健康保険証の新規発行が終了する12月2日が迫り、同省では、利用実績が低い医療機関や薬局に個別に働き掛けるなど、利用促進を強化する。【兼松昭夫】
厚労省によると、マイナ保険証の施設類型別の利用率は、7月は病院20.91%、歯科診療所15.93%、薬局10.93%、医科診療所9.17%だった。病院での利用率は前の月から1.72ポイント上昇して20%台に乗ったが、医科診療所では10%を割り込んでいる。
利用率が3%未満の病院が全体に占める割合は18.4%。これに対し、医科診療所は19.2%が3%未満だった。
マイナ保険証の7月の利用率は、社会保障審議会の医療保険部会に報告し、マイナ保険証の利用実績が低い医療機関・薬局に対して個別に働き掛けるなど新たな利用促進策も示した。
働き掛けの対象には、
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