文部科学省は18日に開催された医学教育の在り方について検討する会合で、特定地域への医師の偏在解消を図るために、医学部卒業後に大学が設置するプログラムを履修させる「大学特別枠(入学者選抜枠)」を新たに設ける試案を出した。この特別枠で入学した学生が卒業後に出身の大学病院を拠点に医療を学び、医師が不足している地域への派遣を通じて地域医療に貢献してもらいたい考えだ。【渕本稔】
地域医療に従事する医師を養成するための政策としては、都道府県が医学部の定員に設定する地域枠が活用されているが、文科省の試案では、大学側が特別枠を設けることとなる。
特別枠の学生は、
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