中央社会保険医療協議会は22日の総会で、新型コロナウイルス感染症の治療薬「ゾコーバ錠」の通常承認に基づく薬価について緊急承認時と同じ1錠7,407.40円、1治療では5万1,851.80円とすることで合意した。同剤の有効性や安全性が確認され、臨床的な位置付けに変わりがないことなどが根拠で、現在の薬価を維持する。薬価基準の告示改正は行わない。【松村秀士】
ゾコーバは、新型コロナの軽症から中等症IIの患者を対象とした飲み薬で、2022年11月22日に緊急承認(期限1年)され、23年3月15日に薬価収載された。24年3月5日には通常承認され、それに基づく薬価を中医協の薬価算定組織で改めて検討することになっていた。
同組織の検討結果によると、ゾコーバの有効性や安全性について確認が行われたほか、臨床的な位置付けに変わりはなく、
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