武見敬三厚生労働相は16日の閣議後の記者会見で、2024年度の診療報酬改定について「めりはりのある内容」だと総括した。また、今回の改定を踏まえて医療従事者の賃上げを着実に図っていく考えも示した。【松村秀士】
武見氏は24年度報酬改定の主なポイントとして、▽30年ぶりの物価高騰や賃金上昇という経済情勢の中での医療従事者の賃上げ▽医療DXなどによる質の高い医療の提供▽トリプル改定の機会を生かした医療・介護・障害福祉サービスの連携の強化-を実現するための評価の充実を挙げた。
一方、生活習慣病に係る医学管理料などを適正化することで、「めりはりのある内容にしてある」と説明した。
24年度の診療報酬改定案は14日に答申された。今回の改定では、看護職員や病院の薬剤師らの賃上げを実施していくため、「外来・在宅ベースアップ評価料」などを新設する。また、40歳未満の勤務医や
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