高齢の救急患者の受け皿を整備するため、2024年度の診療報酬改定で新設される「地域包括医療病棟入院料」は1日当たり3,050点とすることで決着した。また、リハビリテーションや栄養管理、口腔管理の一体的な提供体制を評価する新設の「連携加算」は1日につき80点とする。【松村秀士】
地域包括医療病棟入院料は、看護配置「10対1」以上の体制を整備した上で高齢の救急患者らにリハビリや栄養管理、入退院支援などを包括的に提供する病棟への評価。ただ、90日を超えて入院する患者の場合は地域一般入院料3を算定する。
病院の一般病棟を単位とし、算定に当たっては、(イ)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(看護必要度)Iを用いて測定し、別表1の基準を満たす患者の割合が別表2の通り、(ロ)診療内容に関するデータを適切に提出できる体制を整備した上で看護必要度IIを用いて測定し、別表1の基準を満たす患者の割合が別表2の通り-のいずれかに該当していなければならない。
また、病棟の入院患者の平均在院日数は21日以内で、在宅復帰率が8割以上という基準も満たす必要がある。
その他の施設基準は、病棟での看護職員の最小必要数の7割以上が看護師であることに加え、
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