厚生労働省は、「医薬品の販売制度に関する検討会」の報告書を公表した。昨年12月18日に示した報告書案から大きな変更はなく、濫用の恐れのある医薬品の販売規制の強化策などを盛り込んだ。【松村秀士】
報告書によると、医薬品の販売制度について安全性が確保され実効性が高く、分かりやすい仕組みにするほか、医薬品へのアクセス向上のためデジタル技術を活用した医薬品販売業の在り方を検討する。
主に、▽濫用などの恐れのある医薬品の販売▽要指導医薬品▽処方箋医薬品以外の医療用医薬品の販売▽一般用医薬品の販売区分および販売方法▽デジタル技術を活用した医薬品販売業の在り方-の項目について見直す。
このうち、濫用などの恐れのある医薬品に関しては原則として小容量1個の販売とし、
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