日本医師会の細川秀一常任理事は10日の定例記者会見で、能登半島地震の被災地への医療支援について、「相当の長期戦を覚悟しなくてはならない」と述べた。【兼松昭夫】
被災地では、高血圧症や糖尿病など慢性疾患の管理など医療ニーズが拡大すると見込んでいるが、石川県北部の珠洲市などでは診療所の大半が機能不全に陥っているという。そのため、日医災害医療チーム「JMAT」を派遣して支援を継続させる。
日医では、1月1日の地震発生直後に災害対策本部を設置し、国や石川県の要請を受けて3日、JMATの先遣隊を派遣した。さらに、5日には全国の都道府県医師会にJMATの編成・派遣を依頼した。
10日現在、七尾市、穴水町、志賀町(しかまち)などに計19チーム69人が派遣されているという。
今後は
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