日本看護協会は、准看護師の養成の停止を求める要望書を木原稔防衛相宛てに提出した。防衛省では全国に6校の准看護師養成所を設置して、自衛隊員に准看護師の資格を取得させて第一線救護衛生員らの育成を行っているが、高度で迅速な対応を求められる第一線救護衛生員には看護師の基礎資格が必須だと指摘。准看護師の養成を止めて、看護師の養成に変更するよう強く求めている。【松村秀士】
要望書では、有事の第一線で必要となる救護は戦闘行為による銃創や爆発物による爆創という外傷に対するもので、平時に提供する医療・看護とは大きく異なり、受傷と全身状態に関する迅速な判断と全身の処置を行うための幅広い知識と技術が必要になると説明。そのため、第一線救護衛生員の基礎資格として看護師は必須で、
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