厚生労働省は、社会保障審議会障害者部会(20日開催)で、障害福祉サービス等報酬改定の施行時期に関する論点を示した。事業所運営への影響などを踏まえた対応の考え方を議論するよう求めた。障害者部会の委員からは、現場の混乱を最小限に抑える観点から「介護と横並び」で実施する必要があるといった意見が出た。【新井哉】
厚労省は、診療報酬改定の施行時期について、2024年6月1日施行(薬価改定は4月1日施行)で中央社会保険医療協議会が了解していることを説明。診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬の改定に関しては、「いずれにおいても、事業所の職員は短期間でサービス内容や事務の変更に対応する必要があり、その負担軽減は共通する課題である」との見解を示した。
また、仮に6月施行とした場合、「ベンダーのシステム改修期間をより長く確保することが可能となる」といったメリットを説明。その一方で、
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