厚生労働省は9日、全国の病院や有床診療所が2022年度に行った病床機能報告の集計結果を公表した。「高度急性期」「急性期」「回復期」「慢性期」の4つの機能のうち、急性期の病床は15年から6.3万床減少した。25年までにさらに0.8万床減る見通しで、15-25年の10年間では合わせて7.1万床減になる見込み。【兼松昭夫】
ただ、病床の再編が見込み通りに進んでも、25年に必要とされる急性期の病床数(40.1万床)を12.4万床上回るとみられる。
一方、回復期の病床は15年から6.9万床増え、25年までさらに1万床増える見通し。15-25年では計7.9万床の増となる。25年の見込み数は必要数(37.5万床)より16.5万床少ない。
各都道府県の地域医療構想に基づく病床再編では、
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