認知症の人への訪問リハビリテーション(リハ)について評価する加算を新たに設ける検討が始まった。社会保障審議会・介護給付費分科会(6日開催)で厚生労働省が提案した。
認知症リハについては、現在、介護老人保健施設と通所リハで「認知症短期集中リハビリテーション実施加算」にて評価を行っている。ただ、介護給付費分科会でこれまで行われてきた議論では、訪問での需要も考えられるため、訪問リハでもサービスの提供ができるようにすべきだという意見が出ていた。10月に開かれた介護給付費分科会のヒアリングの場でも、日本作業療法士協会、日本理学療法士協会、日本言語聴覚士協会が、状態像に応じて早期からのリハを推進するよう求めていた。
また22年度の老人保健健康増進等事業では、訪問による認知症リハの効果検証を実施したところ、リハを行った群(介入群)では
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