厚生労働省と文部科学省は26日、31年前に作った「看護師等確保基本指針」を初めて改定し、官報告示した。看護師らを巡る状況が作成時から大きく変わったことなどを踏まえた措置で、ハラスメント対策や処遇の改善、チーム医療やタスク・シフト/シェア、特定行為研修の推進などを新たに盛り込んだ。【松村秀士】
新たな基本指針は、▽処遇改善▽研修による資質の向上▽就業の促進▽新興感染症や災害に対応する看護師らの確保-など7つが柱。
これらのうち処遇改善について、看護師らの負担に配慮した夜勤体制を構築するため積極的に努力するよう病院などに求めている。
また、夜勤での実際の労働が6時間を超えて8時間までの場合は45分以上、8時間を超えるなら1時間以上の休憩を勤務中に確保するとともに、夜勤の長さや看護師らの健康状態に応じて仮眠時間を設定するよう努めることが重要だとしている。
看護師らの夜勤の負担を軽減させるため、国はこれまで
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