厚生労働省は、「過労死等防止対策白書」(2023年版)を公表した。22年度の精神障害の労災請求件数と支給決定(認定)件数は、いずれも統計を取り始めて以来最も多かった。業種別では、「医療、福祉」の支給決定(認定)件数が、3年連続で最も多かった。
白書は、厚労省が毎年公表していて、今回で8回目。
22年度に業務における強い心理的負荷による精神障害を発病したとして労災請求があった件数は、01年に現在の形で統計を取り始めて以来最も多い2,683件だった。また労災が支給決定(認定)された件数は710件で、こちらも過去最多となった。
労災支給決定(認定)件数の業種別では、「医療、福祉」の164件が3年連続で最も多く、それに
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