アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」の薬価の設定方法などを決めるため、中央社会保険医療協議会の薬価専門部会と費用対効果評価専門部会が合同で会合を開くことになった。効率的に議論を進めるのが目的で、薬価と共に収載後の価格調整をどうするかも焦点となる。【松村秀士】
4日に開かれた両部会で、合同で開催することを決めた。
レカネマブは、アルツハイマー病による軽度認知障害や軽度の認知症の進行を抑える薬として9月25日に薬事承認された。
新薬の薬価算定(収載時)は、効能・効果や薬理作用などが似ている医薬品がほかにあれば類似薬効比較方式、類似薬がなければ原価計算方式で行う。
レカネマブは新規作用機序の抗体医薬品で、化学合成品である既存の認知症薬や、同じ薬効分類で中枢神経系に作用する注射剤の抗体医薬品との類似性などを考慮する必要がある。
レカネマブが抗体医薬品であることを踏まえると、
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