国民の健康の保持や増進を目的として5年ごとに定めている「日本人の食事摂取基準」の2025年版の内容を話し合う検討会が開かれた。これまで議論してきた「フレイル」と「骨粗鬆症」について、エネルギー・栄養素と関連する疾患などの記載に新たに加えることで意見がまとまった。
健康増進法に基づき定められている食事摂取基準は5年ごとに改定が行われている。25年から始まる新しい基準の策定に向け、8月から検討会で議論を開始しており、今回が2回目。厚生労働省は論点として、「健康日本21(第三次)」で盛り込まれた内容に対応するため、各論の基本構造の中に「生活機能の維持・向上」という項目を新設し、フレイルや骨粗鬆症を加える方針案を示していた。
22日の検討会では、前回に引き続きフレイルと骨粗鬆症に関する意見が交わされた。厚労省によると、20年版にはエネルギーや栄養素との関連の項目に、生活習慣病として、
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