分娩施設や地域ごとの出産費用の「見える化」を2024年4月に始めるのに先立って、厚生労働省は23日、「見える化」のウェブサイトのイメージを公表し、それへの意見募集を始めた。正常分娩の「妊婦」が負担する費用の平均額を全国の施設ごとに集計し、サイトに掲載する。【兼松昭夫】
負担額の平均は、出産育児一時金の直接支払制度の利用データから割り出す。厚労省はほかに、入院日数や差額ベッド代などの平均(いずれも正常分娩の場合)も施設ごとに集計する方針。
ウェブサイトのイメージは、
▽産科医師や助産師の人数、出産の年間取扱件数など医療機関や助産所の概要
▽院内助産、退院後の産後ケアを実施しているかなど助産ケア
▽立ち合い出産や無痛分娩を行っているか、個室があるかなど付帯サービス
▽差額ベッド代など出産費用の公表方法
▽直接支払制度の利用データから集計する出産費用
-の大きく5本立てで、都道府県や市町村を選択して施設ごとのデータを見られるようにする。
厚労省が23日にイメージを公表した。それへの意見を9月3日まで受け付ける。
厚労省によると、
(残り140字 / 全598字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】