後発医薬品の安定供給に向けて業界の再編などを議論する厚生労働省の検討会が21日開かれ、“少量多品目生産”をはじめとする業界の構造的な課題を解消するため、まずは品目数が多い内用剤(飲み薬)をターゲットに対応を検討することが望ましいとの意見が出た。【松村秀士】
厚労省は、後発薬メーカーがカバーする品目が増えて生産量が少なくなる少量多品目生産の構造が供給不安の原因の一つとなっているとみていて、この日の検討会でこうした構造をなくすための論点として、▽優先的に対応する品目▽解消するための手法-などを挙げた。
同省の集計では、後発薬の内用剤が2023年には6,381品目あり、前年より636品目減ったものの、注射剤(1,442品目)や外用剤(1,163品目)と比べて多い。成分数も同様に内用剤がほかの剤形よりも多い。
1成分当たりの品目数についても、
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