厚生労働省は10日、救急搬送後にほかの病棟を経由せず、直接入棟した患者の割合が高い地域包括ケア病棟では医療資源の投入量が多い傾向にあるとするデータを中央社会保険医療協議会の分科会に示し、そうした受け入れが多い病院への診療報酬による評価を複数の委員が求めた。【松村秀士】
厚労省によると、救急搬送後に地域包括ケア病棟に直接入棟した患者の「主な傷病」は、誤嚥性肺炎が最も多く、次いで腰椎圧迫骨折や尿路感染症などだった。
ほかの病棟を経由したケースなどと比較すると、患者の要介護度が高いほか、医師による診察の頻度や、それの必要性が高い傾向にあることが明らかになった。
また、2022年4-12月のDPCデータを使って1人・1日当たりの医療資源投入量(包括範囲)を入棟経路別に分析すると、
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