厚生労働省の有識者会議は23日、感染症の発生届といった情報について他のレセプト情報などと連結・分析するとともに、匿名化した上で第三者への提供を可能とする新たな仕組みを具体化するための議論を開始した。2024年4月の制度開始時に提供する関連情報は新型コロナウイルス感染症とすることや、連結して利用できるデータベースはナショナルデータベース(NDB)などとする方針を大筋で合意した。【松村秀士】
この仕組みでは、感染症の特性に加えて社会的なニーズや実現可能性、提供に当たっての費用対効果などを踏まえながら、新型コロナ以外の感染症の情報提供について検討する。
厚労省はこの日、外部の研究機関といった第三者に提供する項目の要件案を提示した。具体的には、
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