政府が16日の臨時閣議で決定した新たな規制改革実施計画には、介護分野の項目も盛り込まれた。介護サービスにおける⼈員配置基準を見直して管理者が複数のサービス事業所を管理できる範囲を緩和することや、手数料の高額化が問題視されている有料職業紹介事業について、業者への集中的指導監督を行うことなどが明記された。【大月えり奈】
具体的には▽介護サービス管理者の人員配置基準の見直し▽医療・介護・保育分野の有料職業紹介事業などの制度の見直し▽科学的介護情報システム(LIFE)による情報の活用の周知や、LIFE入力負担軽減に向けた重複項目の解消▽介護報酬におけるアウトカム評価の在り方の検討―など。
人員配置については、さまざまな介護サービスを行う複数の事業所を効率的に運営する観点から、管理者がサービス種別にかかわらず同一・隣接、または近接の敷地にある複数の事業所について、兼務可能な範囲を見直す。
また有料職業紹介事業については、求人者が紹介事業者に支払う手数料の高額化への対策や、いわゆる「お祝い金」などの名目で
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