政府は13日、2024年度から3年間に集中して取り組む「こども・子育て支援加速化プラン」の具体策や、そのための財源の確保策などを盛り込んだ「こども未来戦略方針」を閣議決定した。社会保障の制度改革や歳出の見直し、既定予算の活用などを先行させ、カバーし切れない分を新たな支援金で賄う。【松村秀士、兼松昭夫】
■首相「歳出改革の内容は毎年の予算編成過程で」
社会保険の負担を抑えることで、実質的に追加負担を生じさせないようにするのが狙い。少子化対策の財源確保のために消費税を含む新たな税負担は「考えない」としている。ただ、社会保障改革や歳出見直しの中身には踏み込まなかった。
岸田文雄首相はこの日記者会見し、「歳出改革の内容は毎年の予算編成を通じて具体化していくこととなる」と述べた。
戦略方針は、
▽少子化政策の基本的考え方
▽加速化プランの具体策
▽安定財源の確保
-などで、政府は近く閣議決定する骨太方針に反映させる。
首相は会見で、
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