総務省消防庁の「救急業務のあり方に関する検討会」が2日に開かれ、マイナンバーカードを活用した救急業務の実証実験の結果が報告された。「高齢者等に有用性が高いと見込まれる」としており、早期の全国展開を目指し、今後、システム構築などに関する検討作業を加速する方針だ。【新井哉】
マイナンバーカードの活用を巡っては、救急現場の傷病者のマイナンバーカードを活用して搬送先の医療機関を選定する実証実験を、熊本市消防局など6消防本部で実施していた。マイナンバーカードを活用し、「オンライン資格確認等システム」から傷病者の医療情報などを閲覧できるようにすることで、救急業務の迅速化・円滑化を図る狙いがある。
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