政府は27日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、新型コロナの感染症法上の位置付けを、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」へ5月8日に切り替えることを正式に決定した。新型コロナに対応する医療機関などを対象に2020年4月から行ってきた診療報酬上の特例や、都道府県が指定する「重点医療機関」などへの病床確保料の支給も段階的に見直す。国が3月上旬をめどに具体的な方針を示す。【松村秀士、兼松昭夫】

　5類への移行は、オミクロン株とは病原性が異なる新たな変異株が発生するなど「特段の事情」が生じないことが前提で、厚生科学審議会の感染症部会の意見を聴き最終確認してから実施する。

■発生届は終了、定点把握に移行へ

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