厚生労働省は17日、保険医療機関に対する指導・監査の2021年度の実施状況をまとめた。個別指導、適時調査、監査による返還金総額は48億4,000万円で、前年度比11億2,000万円減少した。看護師不足で勤務表の作り替えなどの通報があった石川県の藤井病院は、監査の結果、不正請求の返還金が10億円となり、病院を廃止した。【ライター 設楽幸雄】
21年度の指導・監査では、新規個別指導について、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため20年度には実施を見合わせたが、十分な感染防止対策を講じた上で20年度未実施分を含めて実施した。
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